チラシ ポスティングのコツ(巻頭特集)

ポスティング・チラシの長短。

チラシやPRツール、またはそれらを入れた封筒などを、戸別に郵便受けや新聞受けに配布する、ポスティングという方法があります。
戸別ではありますが、ダイレクトメールほどのプライベートなコミュニケーション性はなく、折込みチラシほどの公的なメディア性もありません。
ポスティング・チラシがよく利用されるのは、地域の店舗や飲食店などのオープンやセール告知、不動産の宅地や物件の広告、モデルルームの案内、地域の学習塾などです。
いずれにしても、ポスティング・チラシの第一は、配布住宅が、至近距離にある、地域密着性です。
しかし、たいがいは、新聞折込みチラシによってカバーされているものです。
ポスティング・チラシの最大の弱点は、「メディアではない」ので、信用性が低いことです。
また、ザラ紙に手作りの、不用品買取りや私立探偵や素行調査などにも用いられますが、これらは逆にポスティング・チラシ向きかもしれません。
また、誰が入れたかわからない点も不安で、とくに最寄りの化粧品店などが、ミニサイズの試供品を添付することもありますが、肌に触れるものや、口に入れるものは安全性を警戒されます。

ポスティング・チラシの活用。

ポスティング・チラシをより効果的にする方法はあるのでしょうか。
ひとつは、新聞広告、またはその地域版や、新聞折込みチラシとの相乗効果を利用することです。他の媒体で認知されていれば、安心感が出ます。
たとえば、地域の商工会の夏祭りが折込みチラシで宣伝されていれば、そこに協賛している特定の店舗が、特売を知らせたり、割引クーポン付きのポスティング・チラシを行うことは有効です。
また、不動産の折込みチラシが実施されて、その物件のモデルルームがすぐ近くにあるのでお立ちよりください、というポスティング・チラシも信用できます。

ご近所サービスとしてのポスティング・チラシ。

また、新聞に折込まれたチラシと同じものをポスティングしてもあまり意味がありません。
何の広告であれ、「あなたの郵便受けにわざわざ投入させていただきました」という意味が込められた気持ちを表す、ポスティング・チラシ用のデザインやコピーが必要です。
それを、「ご近所サービス」や「ご近所特典」とでも名付けてみましょう。
ガソリンスタンド、化粧品店、薬局、ファミリーレストラン、焼肉屋や回転寿司などの飲食店などが、「最寄りのお店なので、ご近所サービスさせていただきます」という特典を付けるなら、折込みチラシとは一段ちがうサービス性の高いメリットになります。
クーポン券や来店時のサービスは、ポスティングのネガティブな媒体特性とはかかわりがない特典を提供することになるからです。
チラシのポスティングを実施する会社側に、「直接伝達できる部分」だけを重視して、ユーザーの側に立った思いやりや、配慮が望まれます。
ポスティングは、ポスト(郵便)ではないのです。宅配されるからといって、ダイレクトメールでもありません。
バイクに乗って来た担当者が、マンションや団地などの郵便受けに、ポンポンと、無差別に投入している風景を誰もが見ているはずです。
受け取る方も、軒並みに担当者が投入して行った、ということで手に取ります。
それだからこそ、ポスティング・チラシならではの、ポイントを活かした、配布の仕方、訴求テーマ、デザインやコピーのあり方を工夫する必要があります。
たとえば、「この度、お近くの1丁目に、開店いたすことになりました」などの丁寧な挨拶文。
「明日の朝刊の新聞折込みチラシでくわしくご案内します。」
「あなた様の、当店の、たまったポイントを一度お調べください。」
などの、コミュニケーション性や、語りかける丁寧さも、その工夫のひとつです。

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